水乃小路飛麿(みずのこうじ とびまろ)は、『うる星やつら』 の登場人物である。
容姿[]
普段はボサボサの髪で目元まで隠れており、瞳に星がある。この目は祖父と父親以外の水乃小路家全員に共通する特徴である。家族構成は祖父、父母と妹の飛鳥。
性格[]
野球好きで終太郎とは長年に渡りライバルであるが、決着がつかない。これは先述の通り運動オンチで野球が下手なため、飛麿がまともに投げられなければ終太郎は打つことができないからである。ぼろぼろの武道着をまとい、自分用のバットを何本も背負っていて、年中山ごもりの修行をしているが、その内容はほぼ野球と無関係なもので、山ごもりの際に食べるのも野球のボールと、的外れな修行に勤しんでいる。
運動神経は悪い意味で天下一品。よく高い木に登るが、自力で登り降りできないのではしごを愛用しているが、しばしば外される。先述の理由により自称女嫌いであるが、実はあたるや終太郎などよりも家庭内の女性比率は極めて高く、侍女・部下に至るまで全て女性である。しかし部下の女性たちにぞんざいに扱われることもある。
概要[]
公家出身の水乃小路家は面堂財閥同様に強大な財力と軍事力を持ち、武家出身の面堂財閥とは家同士もライバル関係にある。
日本のスポーツ業界を牛耳る水乃小路スポーツ用品の次期当主。しかしスポーツ用品系財閥の御曹司であるが極度の運動オンチ。特技として野球のボールを丸飲みしたり、再び吐き出すことができ、パチンコのように大量のボールを吐き出すこともある。当初妹を「鉄の妹」と思い込んで同じく「鉄の嫁」と思い込んでいた終太郎と不幸を競い合ったり、初登場において「雌雄を決する」の意味を、「負けた方がお嫁さんになる」と思い込んでいたりと、非常識かつ変態である。高校に通学しているのかどうかは不明。
しかしながら逃げ足は速く、妹が甲冑で初登場した際に、『鉄の嫁』を迎えねばならないと思い、激怒した面堂の刀を真剣白刃取りしている。
他の登場人物との関係[]
面堂終太郎[]
面堂終太郎の幼馴染にしてライバルで、幼い頃から互いに「終ちゃん」「トンちゃん」と呼び合い競ってきた仲。
面堂了子[]
女嫌いである。それは幼い頃に了子からよくイジメられたことに起因する。相当手痛い目にあわされている。そのため、できれば了子は避けたい存在だが、不幸にもよく出くわす(了子自身は、飛麿に好意を寄せている言動を見せるが、他人を平気でオモチャにする性格から、その真偽のほどは最後まで謎のままであった)。終太郎には了子のことが好きだと思われており、交際を反対されている。
水乃小路飛鳥[]
『鉄の妹』飛鳥に、恋愛対象のように慕われているが、飛麿はあくまで「妹」として飛鳥を思いやっている。明らかに飛鳥より非力であるが、あたるなどから妹を守るため、体当たりで阻止に入る(無様に弾かれることが多い)。しかし、その言動がまた飛鳥のブラコンに拍車をかけてしまっている。よく布団に潜り込まれたり、湯殿に入って来られては動揺している。妹の裸を見せられたときには体内の約3分の2にも達する大量の鼻血を噴出し、抱き付かれてはその怪力で骨を砕かれる。
水乃小路の母[]
母からは「ふがいない兄」や「ごくつぶし」と言われている。
トリビア[]
- 2代目声優は『らんま1/2』の大文字煎太郎の声も務めた。
- しかし、医者があきれるほどに回復力は高く、あたる並みの回復力・生命力を有する。
- 有り余る富の持ち主であるにもかかわらず、終太郎のそれのように流用しない。
ギャラリー[]
1981 アニメ[]
2022 アニメ[]
脚注[]
航法[]
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